英語発音記号の基礎知識

このブログは、英語の発音に苦労している初心者から、より洗練された発音を目指す上級者まで、幅広い層の学習者に向けて書かれています。

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「英語の発音ってどうしてこんなに難しいの?」と悩まれたことはありませんか?発音記号は、その悩みを解決する鍵です。今回は発音記号とは何か、どのように役立つのか、という観点で解説していきます。

🟥 発音記号の基礎知識

発音記号とは、各音声を独特の記号で表現することにより、どのように言葉を発音するかを示す言わば日本語の仮名文字のようなものです。ちなみに皆さんがよくご存知のアルファベット(ABCD...)にも下の図のように発音記号が付いています。

「アルファベットの文字は知ってるけど、発音記号はよく知らない、習ったことない、または習った記憶がない。」

という方も多いのではないでしょうか?

それもそのはず、この発音記号は基本的に英語の試験には出てこないので、きっと多くの先生方は教える必要はない、優先はできないと考えて取り扱ってこなかったことでしょう。もしくは英語の先生ですら、よく知らない、という方もいるのではないでしょうか。

もしも、この発音記号を今までにしっかり習得していたなら、どれだけあなたの英話力は伸びていたことでしょうか。

  • 「英語の読み書きは多少できるけど、話すのは苦手...」
  • 「テストの点数が良くても、実際にネイティブと話してみたらほとんど通じなかった...」
  • 「かんたんな英単語ですら、なぜか外国人らに理解してもらえない...」
『発音記号とその音』について事前にしっかり学んでいたら、もしかするとそんな悩みは生まれなかったかも知れません。

🟧 発音記号の数

例えば、 "sea shore" というフレーズでは、日本語だと「シー・ショア」で2つの単語の出だしはサ行です。

しかし発音記号だと"sea" [si]と"shore"[ ʃɔːr] で全く違う発音になり出だしの音の聞こえ方はネイティブにとって大きく異なります。

このように発音記号で表すことで音の違いが明確になり、それぞれを区別して発音する練習が可能です。

つまりは発音記号を網羅し、その発音の仕方さえ分かれば伝わる英語発音ができるようになるわけです。

ではその発音記号とはどれぐらいあるのでしょうか?(発音記号の成り立ちや歴史等は別の項で紹介いたします。)

母音の数が21個、子音の数が24個で合計45個の発音記号があります*。

さらに組み合わせなどを加えるとまだありますが、一旦この45個をマスターすれば、ある程度の英語発音は網羅できたと言っても良いでしょう。

*各方面では、個数が異なる場合もあります。

今回は発音記号の基礎を紹介しましたが、これはほんの始まりに過ぎません。次回は、より高度な発音記号の使い方を探ります。ぜひ引き続きご覧ください。

「発音記号」「英語 発音練習」「発音 改善」

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