【発音記号の具体的な勉強方法!】重要性や日常生活の役立ち方も解説

Just imagine.(想像してみてください。)
あなたが英語圏の方と話しているとき、相手から
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I can't imagine that you've never lived abroad.
(海外に住んだことがないなんて想像できないよ。)
Your English is wonderful. The pronunciation is perfect.
(君の英語、素晴らしいね。発音も完ぺきだよ。)
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と感心する瞬間を。
(ちなみにこれは筆者がツアーガイドをしていた時の実体験です。)
この体験はあなたにも、発音記号の力を借りて実現可能になります。
この記事では、発音記号がどのようにしてあなたの英語を変えるか、その秘訣を大公開いたします。
発音記号の重要性や、日常生活での役立ち方
▫️重要性
発音記号は、正確な発音を理解し、習得するための重要なツールです。特に外国語の発音をマスターする際に、どの音をどのように発するかを明確に示してくれます。
▫️日常生活での役立ち方
① コミュニケーション
・正確な発音で話すことで、英語圏のネイティブスピーカーとのコミュニケーションがスムーズになります。
② 職業上の利点
・英語が重要な役割を果たす職業では、明瞭な発音が専門性を示し、信頼性を高めることができます。
③ 学習効率
・発音記号を理解することで、新しい単語の発音を素早く習得し、語彙力の拡大につながります。
「発音記号」とは何か、その目的と機能について
▫️発音記号とは?
・音声の各音を特定の記号で表現するいわば英語の仮名のようなものです。目的は、言葉の発音を正確かつ一貫性をもって伝えること。これにより、学習者は実際の発音を文字情報から正確に把握し、模倣することができます。

発音記号を使った具体的な学習方法や例
▫️ 学習方法
❶ 音声と記号の合致
・個々の発音記号がどんな発音でどの文字に当てはまっているかを学びます。
例:think /θɪŋk/
・/θɪŋk/ の [ θ ] の発音の仕方(下図)


・ [ θ ] は、英単語の "th" の部分で発音されることが多い。また [ ð ] はその有声音である。
❷ 音声を真似る
・発音記号を参照しながら、実際の音声を聞き、それを真似ます。聞こえてきた音を何度も真似し、発音の仕方や解説を参考に微調整します。自分の発音が正しいかどうかは、Google翻訳アプリのマイク機能などを使って発音したものが正確に表示されれば、その発音は一般的に伝わると判断しても良いでしょう。*
*ただし誤変換等が発生することも考慮の上で使う必要があります。
これをくり返して、正確な発音を身につけていきます。
【やってみよう!】以下(Level 1〜3)を発音!翻訳アプリのマイク機能で表示されればネイティブ並!
Level 1. th[θ] と ch[tʃ]
Thin chips, thick chips, lick-your-lips chips.
(薄いチップス、厚いチップス、唇を舐めるチップス。)
Level 2. R系母音[ɔːr, əːr]と長母音[ɔː]
The warm worm walks to work.
(暖かいミミズは歩いて仕事に行く。)
Level 3. sh[ʃ]とs[s]
She sells seashells by the seashore. The shells she sells are seashells I'm sure.
(彼女は貝殻を海辺で売っている。その彼女が売っている殻は、貝殻であると私は確信している。)
それぞれの発音解説はこちら⇩
(下記の発音記号の詳細は別の項で紹介予定)
Level 1. th[θ] と ch[tʃ]

Level 2. R系母音[ɔːr, əːr]と長母音[ɔː]

Level 3. sh[ʃ]とs[s]

日常会話での発音改善にどう役立つか
正確に発音できると聞き手に誤解を与えず、意図した通りのメッセージを伝えられます。
発音を改善するには以下のような点に気をつけて発音記号を参考にすると特に効果的です。
① 母音の微妙な違い
英語の母音には、日本語にはない多様な音があります。
例えば、「ship」と「sheep」のような単語では、短母音 [ɪ] と長母音 [iː] の違いがあります。これらの微妙な違いは発音記号を使って練習を行うと効果的!
② 英語の特有の音
例えば、英語の "th" 音には [θ](無声音、例:think)と [ð](有声音、例:this)の2種類があります。これらは日本語には存在しない音で、発音記号を使って学ぶことで、正確な発音を習得しやすくなります!
③ ストレスとリズム
英語の単語にはストレス(強調部分)があり、正しいストレスの位置を理解することは発音にとって非常に重要です。発音記号では、ストレスの位置が示されているので、正しいリズムでの発音が学べます!
以上
まとめ
発音記号の勉強って、ちょっと大変そうに感じるかもしれませんが、実は慣れるとかなり楽しいです。
毎日少しずつ練習していくと、自然と自分の発音が変わってくるのがわかりますよ!
声を録音して自分の成長を感じたり、発音記号の使い方に慣れてくると、リスニングもスピーキングもどんどん楽になります。
焦らずに、コツコツ続けていきましょう!